【巨人】大城、松坂からプロ初マルチ スタメンマスク2連勝「もっとよくなっていけたら」

スポーツ報知
4回無死、右前安打を放つ大城

◆中日2―3巨人(5日・ナゴヤドーム)

 右へ、左へ、鋭い打球を放った。大城が松坂から2安打を放ち、プロ初のマルチ安打を記録した。「(ボールが)コントロール良く、コーナーに決まっていた。その中で打てたことは良かったです」。平成の怪物打ちで、強打の捕手が2度目のスタメン起用にしっかりと応えてみせた。

 まずは2回1死。松坂の内角直球を捉え、左前安打とした。すると今度は4回先頭から右前安打。「小さい頃からずっと活躍しているイメージだった。WBCで活躍されたことが一番印象に残っています」。06年の第1回、09年の第2回WBCでMVPに輝き、日本を連覇に導いた姿は今でも記憶に残っている。そんな偉大な大投手からマークした2本のヒットに、試合後は少しだけ表情を崩した。

 リード面でも今季初先発の大竹をもり立てた。「緩急を使うことを意識した」と、5回1失点で今季初勝利をアシスト。これで初スタメンだった開幕3戦目の阪神戦(東京D)に続き、スタメンマスクをかぶった試合は2連勝となった。「経験していくことでもっとよくなっていけたら」と背番号46。1軍の舞台での試合経験が、大城を大きく成長させている。(後藤 亮太)

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