【林家三平のドームすいません】巨人の旬は、山口俊

スポーツ報知
「巨人の旬、それは山口俊」と話す林家三平

 先日、仕事で福岡へ行った際、福岡行きの飛行機でばったり日本ハムの栗山監督とお会いしました。ソフトバンク戦に向けて、東京から移動されていたようです。イメージどおりのとっても気さくな方でした。「若手ののびしろを作ってあげることが大切」と意気込みを語っていました。さすがに「清宮選手をどう使うつもりですか?」と記者のような質問はできませんでしたが、若手の底上げでチーム力強化をはかっているんだなと改めて感じました。

 開幕してまだ日が浅いですが、日本ハムと巨人ってなんか似てませんか。日本ハムは開幕3連敗の後、5連勝。巨人は序盤に3連勝があったのにすぐに5連敗です。星取り表がなんとなく「荒い」です。勢いに乗っている時はいいんだけど、ちょっと劣勢に立たされると踏ん張りがきかずにズルズル~みたいな。日本ハムは大谷、巨人はマイコラスという主力選手が抜けて、チームの再編成に取り組んでいる境遇も似ています。

 菅野投手も田口投手もいまだ勝ち星なし。巨人の先発ローテーションがおぼつかない中、10日のDeNA戦での山口俊投手の好投は立派だったと思います。スタミナも抜群。しっかりゲームメイクしてくれました。去年はいろいろありましたからね。昨年の分も取り返すぞ、という思いもあるんでしょうね。

 この時期、タラの芽が本当においしいですね。天ぷらにしたら絶品です。旬の食材を頂く。これって最高のぜいたくです。ぽっかり空いたマイコの穴を、埋めたら出てきたタラの芽が。巨人の旬、それは山口俊です。

 話は変わりますが、栗山監督にお会いした時「笑点、いつも見てますよ」と言ってくれました。高橋由伸監督も会うたびに「いつも見てますよ」と言ってくれます。それはそれでうれしいのですが、日曜の午後5時半って、デーゲーム直後で忙しかったりすると思うんですよね。指揮官が、火照(ほて)った体と頭をさますのに、ちょうどいい番組なのかもしれません。

巨人

×