【巨人】中井“パパ1号” 7日に長男誕生、プロ初中堅で先発

スポーツ報知
1回2死、中井が本塁打を放ち笑顔でハイタッチ

◆巨人10―2広島(13日・東京ドーム)

 バットを体に巻きつけるようにして、中井は内角球を左中間席上段まで運んだ。「うまく反応できました」。逆転して迎えた初回2死、野村のシュートを鋭くさばいて今季1号を放り込んだ。

 連敗中のチームを勇気づけると同時に、うれしい“パパ1号”になった。7日に第1子となる長男が誕生。オフの9日には実家のある三重に駆けつけ、愛息と初対面した。ベビー誕生を祝福するような美しい放物線を描き「良かったです」と白い歯をこぼした。

 好調な打撃を買われ、この日はプロ初の中堅で出場。攻撃を重視した由伸監督の起用に応え「家族や支えてくれる人に野球で返していかないといけない。しっかりやらないと」と自分に言い聞かせるように話した。プロ11年目。ジュニアにとって自慢のパパになるためにも、最前線で打ちまくる。

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