【巨人】担当記者が見た菅野と新球シンカーの70日間 変化を恐れず挑戦続ける真意

2018年4月14日9時0分  スポーツ報知
  • 8回1失点の好投で今季初勝利の菅野(カメラ・相川 和寛)

 ◆巨人10―2広島(13日・東京ドーム)

 エースが復活だ。巨人は菅野が8回6安打1失点、10奪三振の力投で今季初勝利。チームの連敗を6で止めた。新球シンカーを封印して原点の直球とフォークを駆使。6回のピンチでは3者連続Kを奪うなど、圧巻の投球を披露した。開幕戦から2戦連続5失点と苦しんだ右腕が、ついに本領発揮だ。

 1月中旬、私は菅野のハワイ自主トレを取材した。ちょうど新球・高速シンカーを投げ始めた時だった。捕手の小林と落ちる球の精度アップの必要性を話し合い、「ワンシームの握りから指を開いて握る」と独自に開発したオンリーワンの魔球。一般的にシュート系のシンカーを新たに投げると左肩の開きが早くなりやすいとも言われる中、高度な技術への挑戦だった。

 昨年、圧巻の成績を残して、何も変える必要はないと思う人もいるだろう。ただ、菅野の考え方は違った。

 「毎年、何か違った形でアクションを起こしていかないと生き残っていけないですから。ずっと同じスタイルではきついです」

 互いに対策し合うプロ野球。現状維持でも大変な世界で、変化を恐れず毎年新たな挑戦を実行に移すのは簡単なことではない。昨年はチェンジアップを練習して断念したが、上を目指し続ける姿勢は不変だ。

 公式戦の真剣勝負となり、操る難しさを実感して封印したが、シンカーに挑戦した約70日間は決して無駄な時間ではなかったはずだ。さまざまなことを考え、感じ、復活した絶対エース。その進化にゴールはない。(片岡 優帆)

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