【巨人】ドラ8内野手・湯浅が秘める無限の可能性 忍者のような動きにスタンドどよめき

スポーツ報知
軽快な動きを見せるドラフト8位ルーキーの湯浅

 巨人のドラフト8位ルーキー・湯浅大内野手(18)が、22日のイースタン・楽天戦(越谷)でうれしいプロ初ヒットを放った。

 この試合「9番・遊撃」で先発出場すると、5回に相手左腕・塩見からうれしい公式戦初安打となる中前安打をライナーで放った。

 バットだけではない。ショートの守備では、6回に堀内の中前に抜けそうなゴロを二塁ベース後方で好捕し、一回転して体がセンター方向に流れる体勢から一塁に正確な送球。セーフで内野安打となったが、忍者のようなアクロバチックな動きに、スタンドからはどよめきが起こった。

 これだけでは終わらない。1点リードの9回無死一、二塁の守備では、枡田の強烈なライナーをジャンプ一番好捕。抜けていれば同点という中で、ジャンピングキャッチから瞬時に体勢を立て直し、そのまま自ら二塁ベースを踏んで飛び出した二塁走者までアウトにする併殺を完成させ、1点差の勝利に貢献した。

 湯浅は「機動破壊」のスローガンのもと、甲子園で足を使った野球を展開する強豪・健大高崎(群馬)から昨年ドラフト8位で入団した右投右打の内野手。身長172センチと小柄ながら、華麗な守備と俊足が魅力だ。大学進学を考えたこともあったが、巨人から指名を受けて夢だったプロの道に進んだ。円谷3軍コーチが「体は小さいけどいいエンジンがついている。排気量が大きい」と話すように、抜群の身体能力で攻守ともに成長を続ける。

 23日のイースタン・楽天戦(G球場)も「9番・遊撃」でスタメン出場し、4回に逆転2点タイムリーを放った。18歳は無限の可能性を秘めている。

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