【巨人】ゲレーロ“地方の鬼”継続で借金完済へ 昨年8戦4発10打点

スポーツ報知
17日のDeNA戦(新潟)で本塁打を放ったゲレーロ

 巨人のアレックス・ゲレーロ外野手(31)が23日、“地方の鬼”継続を誓った。24日からの中日2連戦は長野、前橋で行われるが、昨季は打率5割と無類の強さを誇った地方球場で、今季初の4連勝をもたらす。

 ゲレーロが最も輝く舞台が巡ってきた。中日に所属した昨季、12球団の本拠地球場以外での8試合では28打数14安打で打率5割、4本塁打、10打点と無双状態を誇った。今季も17日のDeNA戦(新潟)では先制の2号ソロを放ち、3打数1安打1打点。相変わらずの強さだ。「地方でよく打てているのはもちろん知っている。でも、秘けつなんてないよ」と笑うが、偶然という言葉では片付けられない驚異的な成績だ。

 地方球場は一般的にやや狭く、照明も暗めなことが多い。慣れる必要もあるが、そこはキューバや米国のマイナー時代に様々な環境でプレーしてきた経験が生きる。「どこでやっても野球は野球。打てる所に来た球を打つ、それだけさ」。外的環境に左右されないよう、シンプルな思考を貫く。

 22日の阪神戦(甲子園)では「完璧な感触」という豪快な3号ソロを含む3安打2打点で今季初の猛打賞。状態を上げてきた。そのタイミングでお得意の地方で2連戦。勢いに乗った自らのバットで、チームを5割復帰に導く。(西村 茂展)

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