【巨人】岡本、猛打5号!セ一番乗り20打点「流れに乗って打たせてもらいました」

スポーツ報知
5回、2ランの岡本がベンチで笑顔を見せる

◆巨人20―4中日(25日・前橋)

 ヘルメットがズレそうになるほどの豪快なスイングだった。岡本がかっ飛ばした打球は、左中間席の上段まで飛んだ。「芯では捉えたんですが、上がり過ぎたと思っていました。風のおかげだと思います」。5回、2度目の打席となった2死一塁、三ツ間のスライダーを捉えて2試合ぶりの5号2ラン。一番乗りで今季20打点に乗せた。シーズン32発、136打点ペースだ。

 22日の阪神戦(甲子園)で4打点をたたき出してリーグトップに返り咲き、そこから順調に数字を積み上げている。6回1死二塁では谷元の低め直球を左翼線二塁打で21打点とした。「流れに乗って打たせてもらいました」。8回1死一塁でも中前打を放って猛打賞、打率は3割2分9厘となった。

 好調な打撃を支えているのは、日々のメンテナンスだ。試合前練習はティー打撃、ロングティー、フリー打撃と消化するが、一連のメニューを終えると、最後に二岡打撃コーチから助言をもらうのがルーチンになっている。「その日その日の確認作業ですね」。フォームの微妙なズレや狂いを確認、修正してからプレーボールを迎えている。

 5本塁打、21打点でチーム2冠に立っているだけでなく、岡本が一発をたたき込んだ試合はこれで5戦全勝だ。「なんとか(走者を)かえそうと思ってやっていますが、皆さんが塁に出て、ためて回してくれるおかげです」と謙虚だが、打席に立つ背番号25からは威圧感が漂い始めている。(尾形 圭亮)

巨人

×