【巨人】吉川光、待望の今季1勝 肌で感じて学んだエース菅野の技術

スポーツ報知
今季初勝利の吉川光(右)とゲレーロが、ジャビットとぐんまちゃん(左端)とお立ち台で笑顔を見せる

◆巨人20―4中日(25日・前橋)

 吉川光はホッとしたような表情を見せた。5回2失点で今季初勝利。ヒーローインタビューで「野手の方に感謝したいです」と大量援護に頭を下げた。

 初回からストライクゾーンの直球を主体に攻めた。「まっすぐでどんどん勝負していけたのが良かったと思います」。好調のモヤにも強振を許さず15アウト中、8個がフライアウトだった。

 今年はキャンプから基本的に毎日、キャッチボール相手が菅野だった。「智之は全部捕りやすいところにボールが来るんです」と1学年後輩の技を実感。吉川光は多少の荒れ球が武器でもあるが「いかに無駄な四球を出さないかが大事」とエースの制球力を貪欲に学んだ。登板前日24日のG球場でもエースの強くて正確な球をグラブに収め、良いイメージで前橋に移動した。

 チームの開幕ローテ投手で唯一、白星がなかった。4度目の正直で白星をつかみ「もっと長いイニングを投げられるようにしたいです」と、さらに高いレベルを見据えた。(片岡 優帆)

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