【巨人】GW男・坂本で大型連勝だ…昨年は打率4割8分5厘

スポーツ報知
9連戦を迎える坂本勇。頼れる主将がチームを引っ張る

 チームは5連勝で勝率5割に復帰。昨年7月の9連戦で好結果を残した坂本勇人内野手(29)のゴールデンウィークでの活躍を、巨人野手担当の後藤亮太記者が占った。

 最高のタイミングで迎える大型連戦を前に、坂本勇は気を引き締めるかのように言葉を口にした。「1戦1戦を大事にして頑張っていきたいです」。まずは目先の1勝を追求していくことで、5まで伸びている連勝街道をさらに先へつなげていくつもりだ。

 ただ、今季からレギュラーに定着した岡本、吉川尚にとっては初の9連戦となる。ヤクルトとの3連戦を終えた後には敵地・マツダで首位の広島と3連戦、最後は横浜でDeNAと3連戦を戦うなど、移動を含めて日程はハードだ。

労 現在、若き大砲は打率3割2分9厘、チームトップの5本塁打、リーグトップの21打点と中軸に君臨し、背番号0も開幕から全試合二塁でスタメン出場し、広い守備範囲でチームに欠かせない存在に成長した。しかし、少なからず疲労も蓄積している時期での連戦ということもあり、不安な面もある。

 そんな時こそ、頼りになるのが主将の存在だ。昨季は7月4日の広島戦(マツダ)から12日のヤクルト戦(東京D)までの9連戦で、打率4割3分6厘、1本塁打、8打点。チームも7勝2敗で大きく勝ち越しに成功。休養日(5月1日)が1日あり3連戦、6連戦だった昨年、4月28日から5月7日のゴールデンウィーク9試合も、33打数16安打の打率4割8分5厘、3本塁打6打点をマーク。チーム5勝のうち、勝利打点3度と打ちまくった。

 今季の開幕前には「僕たちが頑張ることで、若い子たちが楽にプレーできるようにしていきたい」と話していた勇人。普段から二遊間でコンビを組む吉川尚に守備位置の助言を与えたり、岡本にはベンチで相手投手の特徴を伝えるなど常に後輩の成長に一役を買ってきたが、今回の連戦でも存在感を発揮してくれるはずだ。

 63年ぶりに20得点を挙げた25日の中日戦(前橋)では今季初本塁打が生まれるなど、打率3割3分7厘で打撃は好調を維持している。上昇気流に乗るチームの勢いをさらに加速させるために、大型連戦でも背番号6の安打量産に期待したい。

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