【巨人】ドラ1鍬原、2軍で6回0封10K公式戦初勝利「少し成長できたかな」

スポーツ報知
6回1安打無失点10奪三振の快投で勝利を挙げた鍬原

◆イースタン・リーグ 巨人9―0日本ハム(5日・ジャイアンツ)

 巨人のドラフト1位・鍬原拓也投手(22)が5日、イースタン・リーグ、日本ハム戦(G球場)に先発。6回88球を投げて1安打3四球無失点、10三振を奪って「公式戦初勝利」を挙げた。キレのある直球は最速149キロをマークした。

 ふっと息を吐いた。3点リードの4回、3四球で2死満塁のピンチを背負ったが、郡を147キロの直球で二直に打ち取った。「四球を3つ出してしまったけど、崩れなかったのは少し成長できたかなと思う」

 前回登板した4月26日の同・ヤクルト戦(戸田)は初黒星を喫した。走者を背負うと弱気になってしまい、制球が乱れてしまった。この1週間、小谷2軍投手コーチや周りの投手に話を聞き、「弱気にならないように」と誓った。

 初回、いきなり岡に中越二塁打を浴びたが、強気を貫いて後続を3者連続三振。4回も無失点で切り抜けた。課題だったセットポジションでも球威は落ちず、ブルペンで試行錯誤を重ねた練習の成果を披露した。

 1軍のゴールデンウィーク明け6連戦は、2軍で結果を残した内海が登板予定だ。1軍で何かあった時に鍬原が指名されるには、ファームでステップアップしていくことが大事だ。川相2軍監督は「調子が悪くても抑えられる投球を見せてほしい」と、更なる成長を期待。鍬原は「今日だけじゃなく今後も続けていけるように。長い回を投げて四球は出さないように」と話して、ウィニングボールをそっとリュックに入れた。(玉寄 穂波)

巨人

×