【巨人】野上、7失点で2敗目…FA移籍後最短の2回0/3で降板「結果は結果です」

スポーツ報知
3回無死、ソト(後方)に中越え本塁打を打たれ、しゃがみこむ野上

◆DeNA12―8巨人(6日・横浜)

 野上は流れを止めることができなかった。4点ビハインドの3回無死三塁。ロペスに投じた外角へのスライダーは三遊間を抜けた。三塁走者の筒香がホームイン。ここで交代が告げられ、背番号23はうつむきながらベンチへ戻った。「一番大事な、ゲームが動く回だと思っていた。甘くなかったが全体的に打たれた。結果は結果です」。西武からFA移籍後、最短の2回0/3を7安打7失点、2被弾。今季2敗目を喫した。

 初回から崩れた。1番・桑原から連打を浴び先制された。2点ビハインドの無死一塁。2ボール2ストライクからの5球目でロペスの打球は左翼ポール際へ。最初は本塁打の判定だったが、審判団のリプレー検証でファウル。だが、再開直後の初球に左中間席へ2ランを被弾し、いきなり4失点。「あそこで打ち上げられたのは…」と悔いた。

 打線が奮起して8点を挙げただけに、野上の乱調は痛かった。斎藤投手総合コーチは「今日はそれ(野上)に尽きる。あれじゃあ話にならない」と厳しい言葉を並べた。今季すでに3勝を挙げ、長い回も投げている。ローテの一角を担うからこそ、期待と責任は大きい。「(DeNA打線は)ガンガン振ってくる。そこを注意深く投げないと勝てない。しっかり反省して次に臨みたい」と前を向いた。(玉寄 穂波)

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