【巨人】吉川尚、右邪飛で一塁からタッチアップ!阿部390号“足”スト

スポーツ報知
3回1死一、二塁、ゲレーロの右邪飛で二進した吉川尚(右は植田)

◆巨人4―2阪神(10日・東京ドーム)

 飛球が上がると、吉川尚は一塁ベースに足をつけた。

 右翼・糸井がエキサイトシートの防球ネットにぶつかりながら、難しい体勢でフライを捕球。ここで吉川尚が判断よくスタートを切り、二塁へ滑り込んだ。間一髪でセーフ。「糸井さんがジャンプして捕っていたので。すごい送球が来てギリギリでしたが」。0―0の3回1死一、二塁。ゲレーロの右邪飛で二塁走者の坂本勇、一塁走者の吉川尚がそれぞれタッチアップ。好走塁でチャンス広げ、マウンドの谷川に重圧を与えて直後の阿部の決勝3ランにつなげた。

 9日の試合では吉川尚が全4打席で出塁し、3度の盗塁を試みた。昨季までの巨人にはなかった武器。この日もスピードが威力を発揮し、高橋監督は「ひとつでも前へ、といういい攻撃だったし、その積極性がいいなと思う。尚輝はよく行ってくれたね」とたたえた。投手対打者だけでなく、塁上からも相手に圧力をかけられるところが今年の強みだ。

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