【巨人】田口、筒香に2ラン浴び「勝負する気持ちをボールに伝えないと」…激走も実らず

スポーツ報知
4回2死満塁、田口(奥)の一ゴロでベースカバーに走る浜口

◆巨人1―3DeNA(19日・東京ドーム)

 打たれた瞬間、巨人・田口は顔をしかめた。初回2死一塁。筒香へのフルカウントからの7球目、直球がやや高めに入った。左翼席への先制2ラン。「勝負したけど甘かった。勝負する気持ちをボールに伝えないと。投げきれるようになるしかない」。6回103球、9安打2失点で3敗目を喫した。

 とにかくチームに貢献したかった。3回以降も毎回走者を許したが粘投した。「投球以外でもできることはたくさんある」。1点を追う4回2死満塁。田口の打球は一塁方向へ転がった。全力で駆け抜け、当初は内野安打と判定されたが、ラミレス監督のリクエストでアウトに。大粒の汗を流しフル稼働したが、立ち上がりの失点が痛かった。

 被本塁打10は両リーグワーストタイ。プロ5年目で、結果を残し「左のエース」と呼ばれるようになった分、期待は大きい。由伸監督は「球もまぁまぁだと思う。何とか抑えようと思って投げているだろうが、結果的に本塁打になってる」と、厳しい言葉を残した。

 開幕から苦しんだが、3登板連続で6イニング以上自責点3以下のクオリティースタートはクリア。「(相手に)結果を出されているのは甘い。詰めていかないと。結果に結びつけられるように」。左腕の挽回に期待がかかる。(玉寄 穂波)

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