【巨人】2年目池田、今季初登板で3回無失点「思ったより冷静に投げられた」

スポーツ報知
3番手で登板し、3イニングを無失点に抑えた池田

◆巨人3―9広島(23日・ひたちなか)

 2年目の成長を球質でアピールした。6回2死、池田は初回に3ランを打った新井を外角144キロ直球で見逃し三振に抑えた。「プロに入って、相手打者が投手の時をのぞいてストレートで三振を取れたのが初めてだったので、自信になりました」。これが通算36個目の奪三振。7回も続投して3イニング1安打3奪三振無失点と好投し、今季初登板で好スタートを切った。

 社会人・ヤマハから入団1年目の昨年は、中継ぎとして33登板で防御率3・35。沈むような独特の軌道のカットボールが序盤は効果を発揮したが、シーズン終盤は対応される場面もあり、プロのレベルの高さを痛感した。「接戦で投げさせてもらえる投手になりたい」と変化球を生かすため、2月のキャンプでは原点の直球を重点的に投げ込んだ。

 開幕前に上半身のコンディション不良で離脱し、3軍で調整が続いた。実戦復帰後、2軍公式戦3登板を経て22日に1軍初昇格。この日は雨で環境は良くなかったが、「思ったより冷静に投げられた。自分の球を投げれば抑えられる、と思って投げていました」と集中して結果を残した。現状1軍の左の中継ぎは池田だけ。貴重な左腕が戻ってきた。(片岡 優帆)

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