【林家三平のドームすいません】岡本がゴジラに見えてきた

スポーツ報知
岡本ばり?のポーカーフェイスで練習を見学する三平

 最近は、仕事の都合などでなかなか球場で試合を見ることは出来ませんが、日テレジータスやネットで巨人戦の様子はチェックしております。

 ところで、これ、私の妄想でしょうか。最近、岡本選手が、松井秀喜さんに見えてきました。「右打ちと左打ち、全然違うじゃないか」って。もちろんそうなんですけど、打席に入った時に、ちょっとあごを引いて背筋をクイクイッと伸ばす仕草(しぐさ)、そして、少し斜め目線から投手をにらみつける感じまで、まるでゴジラさんですよ。テレビ中継で打席の姿を見てみてください。なんとなく丸顔、と思っていた岡本君の顔の輪郭、シルエットまで松井さんっぽくなってきたじゃないですか。

 5月20日、久しぶりに東京ドームで、DeNA戦の試合前練習を見学させて頂きました。岡本選手、サク越えを何本も放っていました。しかも、練習中、ほとんど笑いません。ポーカーフェイスを貫くあたり、今年にかけるすさまじい気合いを感じます。威圧感といい迫力といい、少しずつ松井さんに近づいている。「ゴジラ2世」ならぬ「右ゴジラ」誕生の日は近いですよ。

 練習を見学した後、由伸監督にもごあいさつしました。「今年は、なかなかねえ。連勝したいんですけど、波がありますよ~」と言って手をユラユラさせていました。いいんです、今年は。岡本選手や吉川尚選手ら、若い選手が開花してレギュラーに定着。彼ら若手と、亀井選手、長野選手、阿部選手らベテランがうまくかみ合っていると思います。だから、見ていて楽しい。勝負事はいつも勝ったり、負けたり。それを繰り返しながらも、ちゃんとAクラスに位置しているのは立派です。

 心なしか、由伸監督にも笑顔が増えたというか、笑顔がいっそうすてきになった感じがします。「(中継の)テレビに『もっと笑顔を抜いて』って言ってるんですよ」とは由伸監督。ホントにそんなお願いしてるのかな。ジョークかな。とにかく巨人戦テレビ中継から目が離せません。

巨人

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