【巨人】阪神戦は“虎キラー”岡本で3タテだ!

スポーツ報知
4月22日、甲子園球場の阪神戦で3ランを放った岡本

 巨人の岡本和真内野手(21)が24日、“虎キラー”として交流戦前最後の25日からの阪神3連戦(甲子園)でチームを3連勝へ導くことを誓った。

 現在5連勝中で、初戦に先発する菅野智之投手(28)は長いイニングを投げることにこだわる姿勢。阪神戦も投げ抜く決意を示した。若き大砲&エースで、敵地の甲子園で3連戦3連勝を飾った前回の再現を狙う。

 自然と岡本の言葉には力がこもった。交流戦前最後のカードは、敵地・甲子園での阪神3連戦だ。ここまで打率3割3分7厘、チームトップの9本塁打&32打点で打線の中軸を担う若き大砲は「勝つに越したことはない。3つ全部勝てるようにしっかりやっていきます」と宣言した。

 “虎キラー”として打線を引っ張る。高卒4年目の今季は2年連続開幕スタメンの座をつかむと、開幕2戦目の3月31日の阪神戦(東京D)で今季1号を含む4安打5打点の大暴れから始まり、ここまで対阪神9試合中7試合で安打をマーク。打率4割1分2厘、カード別最多の3本塁打、14打点。7勝のうち、4試合で勝利打点をマークする好相性だ。自身は「相手は関係ないです。まずはしっかり自分のスイングをするだけ」と特別意識することはないが、相手にとっては嫌なイメージが植え付けられているはずだ。

 岡本がいるからこそ、昨年の悲劇も繰り返さない。昨季は、交流戦が始まる2カード前の阪神3連戦の最後を落とし、次の広島3連戦も本拠地・東京Dで3連敗。4連敗で交流戦に突入したことも影響したのか、のちの球団ワースト13連敗へとつながった。交流戦前最後の阪神戦は、長いトンネルの入り口になった因縁のカードだ。

 今年も23日の広島戦(ひたちなか)で大敗して、交流戦前最後の3連戦を迎えることになる。背番号25は「去年のことは僕には聞かないで下さい…」と制した後、「しっかり戦っていくだけです」と語気を強めた。

 この日チームは大阪入り。4月20~22日の阪神戦(甲子園)では岡本の2度のV打などで、同一カード3連勝を飾った。「もっと打ちたいと思える場所」と話すなど、聖地・甲子園は特別な場所だ。自身初の2ケタ本塁打に王手をかけている若き大砲が、前回の敵地での戦いを再現し、チームを上昇気流に乗せる。(後藤 亮太)

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