【巨人】投球回トップの菅野が阪神戦先陣!通算946回1/3、防御率2・18

スポーツ報知
阪神戦登板に向け、炎天下で調整した菅野

 絶対エースとして少しでも長くマウンドに立つ。自身5連勝中の菅野はG球場で練習後、「やることは変わりません。少ない球数で最少失点に抑える」と不変の決意を口にした。今季8登板で3完投、投球回数は12球団最多の62。1試合平均7・75イニングは、沢村賞に輝いた昨年の7・49を上回る自己最多ペースだ。

 「去年の経験も生かして年々、上積みして進化していければと思います」

 1年目の13年に調整登板のリリーフが1試合だけあるが、通算134登板で946回1/3。2リーグ制後、巨人では江川(134)、桑田(136)、上原(139)に次ぐ球団4番目に速い試合数での1000投球回達成が視界に入る。長年、高いレベルで先発ローテを守ってきた証しだ。現状の通算防御率2・18は、1000投球回以上の投手に当てはめると史上12位という抜群の数字だ。

 「完璧はない。常にやりたいこととのギャップがあって、毎日それを埋めることをやっている。今日のキャッチボールもそうです」

 この日は真夏のような暑さの中、ダッシュなどを行い、「12球団同じ条件。それも含めてプロ。暑いからといってやることは変わらない。食事、睡眠、入浴の質を高めること」と万全の体調を整えた。4月20日に完投勝利した甲子園。敵地のマウンドに、長いイニング立ち続けるつもりで上がる。(片岡 優帆)

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