【巨人】沢村、敗戦の責任背負い「悔しいです」 首脳陣は45球の熱投ねぎらう

スポーツ報知
9回2死一、二塁、中谷にサヨナラ安打を打たれてしゃがみ込む沢村

◆阪神5×―4巨人(26日・甲子園)

 巨人・沢村が26日、阪神戦(甲子園)で同点の8回から登板。イニングまたぎで熱投も、9回に中谷にサヨナラ打を浴びた。

 中7日のマウンドとなったが、8回は先頭の江越、梅野を連続三振。代打・原口も三ゴロに打ち取った。同点の9回も続投。1死から糸原へフルカウントからの内角直球がわずかに外れて四球、続く糸井も四球で一、二塁。山崎を三振に抑えたが、中谷に2ボール1ストライクから低めのスプリットでゴロを打たせるも三遊間を破られ、レフト亀井が懸命のバックホームも、サヨナラ打となった。

 この瞬間、捕手の後方にバックアップに回っていた沢村は座り込んだ。悔しがる右腕のもとに、三塁ベンチから斎藤投手総合コーチが出て来て、背中を何度もたたいて45球の熱投をねぎらった。

 試合後、沢村は「結果的に四球で出した走者が得点につながった。技術不足です。外野が前進していて、頭を越されるのは絶対にダメなので低め低めと思っていた。中谷くんには1ストライク1ボールから外角を狙った直球が抜けて内角のボールになった。あそこで2ストライク1ボールというカウントを作れていれば状況が変わっていたと思う。長野さんのホームランで追いついて、チームが勝ちにいっている中で守らないといけなかった。悔しいです」と敗戦の責任を背負った。

 だが、由伸監督はこれまで何度もチームを救ってきた沢村を責めず、「(リリーフ陣が)よく踏ん張ってくれたので長野の一発で追い上げた後に何とか先に1点を取れれば良かった」と振り返った。

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