【巨人】坂本勇、8戦ぶりアーチ 通算171号で球団歴代10位タイ 中畑&クロマティに並んだ

スポーツ報知
3回、本塁打を放った坂本勇は、ベンチ前でナインと笑顔でタッチ(カメラ・中島 傑)

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人3―5日本ハム(29日・東京ドーム)

 坂本勇のバットにはじかれた強烈な打球は、バックスクリーン左へ飛び込んだ。「芯でとらえて、しっかり押し込めました」。2点を追う3回2死、マルティネスのチェンジアップをとらえた。18日のDeNA戦(東京D)以来、8試合ぶりとなる6号ソロ。“橙魂デー”でオレンジ色に染まったスタンドがようやく沸いた。

 レジェンドたちの領域に足を踏み入れた。これで通算171本塁打となり、巨人では中畑清、クロマティと並ぶ歴代10位に浮上した。「球場の空気をガラリと変えられるのはホームラン。だから、もっともっとホームランを打てるようになりたい」。球界屈指の好打者として地位を確立した坂本勇だが、近年はアーチの量産を大きな目標にしてきた。1位の王貞治(868本)、2位の長嶋茂雄(444本)ら上には上がいるが、数々の強打者たちが活躍してきた巨人でトップ10入りは勲章だろう。

 交流戦で勝ち越したシーズンは過去6回連続で優勝していて、ペナントを占う重要な戦いとなる。試合前には、村田ヘッドコーチから「やるからには優勝を目指すぞ」とハッパをかけられた。主将も「なんとかこの期間(交流戦)でしっかり勝って、セ・リーグのチームと差をつけられるようにしたい」と引き締める。昨季は交流戦での大失速が最後まで響いた。白星スタートとはならなかったが、同じ失敗を繰り返すわけにはいかない。

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