【巨人】2年目右腕・谷岡、うれしいプロ初勝利 ウイニングボールは亡き祖父に…

スポーツ報知
5回2死二塁、代打の鶴岡を三振に打ち取った3番手右腕の谷岡(左)は捕手の大城(右)と笑顔でベンチへ戻る

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人9―8日本ハム(30日・東京ドーム)

 最後は1点差の逃げ切り。連敗を5で止める貴重な勝利で、3番手で登板した2年目右腕・谷岡にうれしいプロ初勝利が転がり込んできた。

 急きょの登板だった。打線が2回に大量8点を挙げたが、先発・吉川光が3回に1点を返されると、4回にはレアードにソロ本塁打を浴び2死満塁で降板。2番手・宮国は3連続で押し出し四死球を与え、3点差の2死満塁で登板したのが谷岡だった。

 打者レアードと対戦。暴投で1点を返されたが真っ向勝負で空振り三振に仕留めると、イニングをまたいで5回もマウンドに。無失点で抑えた。

 お立ち台では「ああいう場面だったので出たらしっかり抑えようと思っていました。大城さんが『しっかり止めるので思い切り投げてこい』と言ってくれたので思い切り腕をふることが出来ました」と笑顔で答えた。

 ウイニングボールを手にした谷岡は「おじいちゃんにあげます」と話した。祖父・山田一男さん(享年79)は東芝に入社直前の14年2月13日に他界している。「もういなんでいすけど、僕が社会人に入る前にプロに入って活躍すると約束したんで、おじいちゃんにあげます」と天国の祖父に贈ることを宣言した。

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