【巨人】ドラ1・鍬原、デビュー戦前に武者震い「新人らしく向かっていけたら…」

スポーツ報知
明日の登板に備え、練習に気合いが入る鍬原(カメラ・川口 浩)

 巨人のドラフト1位・鍬原拓也投手(22)が、31日の日本ハム戦(東京D)に先発でプロデビューする。30日は同球場で短距離ダッシュなどで最終チェックを行い、「今はとても緊張しています。強気で攻めていくというのが自分の持ち味。打者に名前負けしないように新人らしく向かっていけたらなと思う」と決意を明かした。

 右肘の状態が思わしくなく、キャンプは3軍スタート。2軍では5登板で2勝2敗、防御率2・39。26回1/3を投げて37奪三振と結果を残した。28日の1軍投手練習から合流。29日に首脳陣含め1軍メンバーとあいさつを交わし、由伸監督からは「精いっぱい頑張ろう」と声をかけられ背筋を伸ばした。

 やっとたどり着いた舞台。まずは悔いなく自分の力を出し切る。「フワフワした気持ちになると思いますし、力むと思う。自分の中で(気持ちを)コントロールして投げたい」と初登板を見据えた。

 巨人の大卒新人が初登板初先発初勝利を挙げれば、1960年の青木宥明(ひろあき)以来58年ぶりの快挙となる。「今まで待っていてくれたファンの人たちやそういう人たちががっかりしないようなピッチングをしたい」。夢のマウンドで思いきり腕を振る。(玉寄 穂波)

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