【巨人】由伸監督、吉川光&宮国の質問に「その話はしなくてもいいんじゃないか」
スポーツ報知

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人9―8日本ハム(30日・東京ドーム)
精神的に、疲れ切っていた。試合直後の会見。由伸監督はそれでも平静を装い、「最終的に勝ったということがすべてだし、連敗も止まった。まあ、良かったと思う」とうなずいた。
ただ、勝っても笑えない。これが本音だろう。先発の吉川光のふがいなさ、2番手・宮国の乱調ぶりが一方的になるはずの試合展開を崩した。左腕は追い込んでもファウルで粘られ、降板する4回途中まで93球も要した。2回に8点をプレゼントされても、5失点。どっちがリードしているのか分からなくなるほどの追い込まれようだった。
宮国は4回2死満塁で救援したが死球、四球、四球…。悪い流れを断つどころか“押し出し3連発”で相手をさらに乗せてしまった。指揮官は、記者からの2人への質問には「んー、まあ、今日はその話をしなくてもいいんじゃないか」とシャットアウト。そのコメントを発した時だけは、ため息まじりだった。(水井 基博)