【巨人】ゲレーロ、4回同点の適時打「スガノもエンジンに火が付いたんじゃないかな」

スポーツ報知
4回2死二塁、ゲレーロが適時二塁打を放つ

◆日本生命セ・パ交流戦 オリックス1―3巨人(1日・京セラドーム大阪)

 丸太のように太い両腕で軽々とはじき返した。見逃せばボールという球でも、ゲレーロには絶好の“獲物”だった。4回2死二塁。外角高めの146キロ直球を捉えた。白球は左中間を深々と切り裂く。「自分のスイングで打つことができた」。同点となる適時二塁打に、頭上で両手を何度も合わせた。自身、5月6日のDeNA戦(横浜)以来の適時打にもなった。

 嫌な流れを一変させた。エース菅野は前回登板の阪神戦(甲子園)で、1失点完投ながら黒星。この日も相手先発・ディクソンが波に乗りかけたところで、試合を振り出しに戻した。「スガノもまたエンジンに火が付いたんじゃないかな」

 18席連続無安打と不調のまま突入した交流戦。29日の日本ハム戦(東京D)から2日連続で早出特打ち。上体が前に突っ込む悪癖解消へ、打撃投手の投げる山なりの球を手元へ引きつけて重心を後ろに残す意識を強めた。小関打撃コーチは「自分のイメージと実際のフォームがどれだけ違うか早く納得してもらうため」とタブレット端末で動画撮影し、その場で確認。4試合で2発3打点と成果も出てきた。BIG打線の核となるべき男に復調気配が漂う。(西村 茂展)

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