【巨人】田中俊、初スタメンで初三塁打…高橋監督「内容あるいい打席が目立ったね」

スポーツ報知
3回2死、田中俊が左中間三塁打を放ち、三塁へ滑り込む。三塁手・大城(カメラ・馬場 秀則)

◆日本生命セ・パ交流戦 オリックス3x―2巨人=延長12回=(2日・京セラドーム大阪)

 シャープに振り抜いた。田中俊が放った痛烈なライナーが左中間を深々と破る。3回2死。山岡の外から入ってくるスライダーを逆らわずに逆方向へはじき返した。二塁を回った所で足がもつれかけてもグッと踏ん張り、最後は右足から三塁へ滑り込んだ。プロ初の長打に、はにかんだような笑みを浮かべた。

 「2番・二塁」で迎えたプロ初スタメン。センスの高さを見せつけた。8回無死の打席では四球を選び、坂本勇の二ゴロ間に二塁へ。そして岡本の内野の頭をようやく越すフラッと上がった打球で判断よくスタートを切り、一気に同点のホームを陥れた。延長10回にも足で二塁内野安打を稼ぐなど、3打数2安打3四球で5出塁。チームは悔しいサヨナラ負けとあって「よかったです」と足早に帰りのバスに乗り込んだが、由伸監督は「内容のあるいい打席が目立ったね」と褒めたたえた。実戦向きという周囲の高い評価に違わぬプレーで、強烈な存在感を示した。

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