【巨人】杉内、内海、山口鉄が村田修一に感謝…09年WBCでチームメート

スポーツ報知
2009年WBC第2ラウンド1組、日本・キューバ。3回1死一、三塁、左犠飛を放つ村田

 前巨人で、ルートイン独立リーグ・栃木ゴールデンブレーブス(BC栃木)の村田修一内野手(37)が1日、栃木・小山市内で会見を行った。

 NPBの新規登録期限である7月31日を過ぎても獲得する球団が現れず、今後の身の振り方を示すために会見。「引退」という2文字に関しては「使いたくない」とした上で、現時点では来季のNPB復帰を目指すつもりはないとの考えを示した。

 巨人では面倒見の良い村田を慕う後輩が多く、チーム内でも人望が厚かった。

 まだ巨人に移籍する前、横浜ベイスターズの一員として出場した09年WBCでは、故障のため途中で離脱したが、原ジャパンの一員として世界一に貢献。その時、チームメートだった内海哲也投手、山口鉄也投手、杉内俊哉投手は、それぞれ感謝の思いを示した。

内海哲也投手「残念です。まだできると思いますしオファーがあると僕も信じて待っていたので。すごく優しくて頼れる兄貴的な存在でしたし、何回もバットで守備で助けてもらいました。なんであんなにいい選手が、という気持ちです。修さんはまだできると思いますし、人柄的にも素晴らしい。若手に教えるのもうまいし、背中で引っ張ることもできる。今年は(NPB復帰は)無理ですが、修さんの気持ちがまだあって、12球団でもし手を差し伸べてくれる球団があるのであれば、(現役を)諦めて欲しくない気持ちはあります」

山口鉄也投手「NPBに戻ってきてもらいたかったけど寂しいです。日本代表で最初に一緒になった時は、まだジャイアンツに来る前で、他のチームとして見ていた修さんは怖いイメージがあったけど、すごく優しくてビックリしました。それから同じチームになって、ご飯だったり公私ともにかわいがってもらって、野手と投手ですけど、すごく頼れる方でした。サードに何とか打たせれば難しい打球でもアウトにしてくれる、という気持ちがありましたし、ピンチの時、マウンドでかけてもらったさりげない一言がすごく心強かったです。『あんまり思い詰めんなよ』とか言ってくれて何度も助けられました」

杉内俊哉投手(同学年、高校時代からAAA日本代表でチームメートとして親交がある)「高校の時から知っている。守備はうまいしとったらアウトという感じだった。送球でエラーすることはほぼなかった。あとはケガに強かった。少々の痛みでは欠場するような選手じゃなかったし、そういう姿をずっと見てきました。まだボロボロじゃない。野球をできると思います」

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