【巨人】原監督「危機管理」OK 岡本・左翼守備で起用法に幅

スポーツ報知
コーチに指示を出す原監督

◆練習試合 KIA5―7巨人(20日・那覇)

 9回、原監督は指名打者の岡本を左翼の守備位置に入れ、DHを解除した。今キャンプ、主に一塁と三塁の練習をしてきた若き主砲が外野守備に就くのは初めて。指揮官は「今日は守備という部分に関しては危機管理的な部分で。そういう状況というものが来るケースもなきにしもあらずだしね」と意図を明かした。

 左翼手のレギュラーはゲレーロが本命だが、試合終盤に岡本が左翼に回れば、内野の布陣も含めて起用法に幅が広がる。内野ではこの日、3回の守備から遊撃の坂本勇が退き、二塁の吉川尚が遊撃、二塁に田中俊が入った。原監督はリスク管理の一環と強調した。

 「勇人がこのところ守備練習も含めて体がパンパンだというあれだったので。『今日は2打席でいくか』と言ったら『うん』とは言わなかったけど、『よしっ、今日は2打席で終わろう』と言ったらニコッと笑ったから。そういうのもこっちの都合としては良いのでね、じゃあ尚輝をすぐショートに回そうということもできた」

 不動の遊撃手・坂本勇を2打席で交代、と決めていたため、試合序盤から遊撃・吉川尚、二塁・田中俊というオプションを試すことができた。危機管理という意味で、収穫の多い試合だった。(片岡 優帆)

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