ゴルフ下部ツアーも世界ランクのポイント対象へ 名称も「Abema TVツアー」に

スポーツ報知
会見で握手する日本ゴルフツアー機構・青木功会長とサイバーエージェント・藤田晋社長(選手は左から中里光之介、伊藤有志、2人おいて塩見好輝、小木曽喬)

 日本ゴルフツアー機構(JGTO)は30日、都内で会見し、下部ツアーのチャレンジトーナメントの大幅変更を発表。インターネットテレビ局の「Abema TV」とスポンサー契約を結び、「Abema TVツアー」と名称を変更。賞金が増額され、全12試合で最低賞金総額が1500万円以上となった(12試合の合計額は1億8300万円)。これまでの2日間から3日間開催(初日、2日目が予選、3日目が決勝)となる。同ツアーは3月30日開幕のNovil Cup(徳島・JクラシックGC)が初戦となり、年間の賞金ランク上位20人に翌年のレギュラーツアー出場資格が与えられる(17年実績は上位7人)。

 JGTOの大西久光副会長(80)は「若い選手が経験を積めるこのツアーの強化策は大事」と説明。4月には、同ツアーを世界ランクのポイント対象に加えるための申請を行うことも明かした。

 会見に出席した、Abema TVを運営するサイバーエージェントの藤田晋社長(44)は「大相撲や将棋のように、長尺でコンテンツが作れる」と魅力を語った。同局は全日程をライブ配信する。

 第10戦目の「石川遼 everyone プロジェクト チャレンジゴルフトーナメント」(10月4日開幕、栃木・ロイヤルメドウGC)を主催する、選手会長の石川遼(26)=カシオ=はビデオメッセージで「競技日数が3日間になるのは素晴らしいこと。日数が伸びれば伸びるほど実力が出る。若手選手はこのツアーで腕を磨いて欲しい」などとコメントを寄せた。

 登壇した4選手のコメントは以下の通り。

 中里光之介「賞金総額も増えて、選手の士気も高まる。レギュラーツアーへの登竜門としてできることを光栄に思う」

 伊藤有志「若手の一人として頑張りたい。3日間に増えるのは選手全員がうれしいこと」

 塩見好輝「これを機に、もっと活躍して世界で戦える選手になりたい」

 小木曽喬「たくさんの方に見ていただく機会が増えるので、いいプレーを見せたい。早く優勝できるように頑張りたい」

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