星野陸、“新ドライバー効果”2イーグルで首位発進

スポーツ報知
9番、ギャラリーの前でティーショットを放つ星野陸也(カメラ・義村 治子)

◆男子プロゴルフツアーパナソニックオープン 第1日(19日、大阪・茨木CC西C、7343ヤード、パー71)

 身長186センチの飛ばし屋・星野陸也(21)=フリー=が2イーグル、4バーディー、1ボギーの7アンダー64をマーク。自己最多の6連続バーディーを奪った片山晋呉(45)=イーグルポイントGC=と並び、約1年ぶりの首位発進。シーズン最多イーグルと悲願の初優勝を目指す。

 星野陸が豪快に首位発進を決めた。前半2つのパー5で一気に伸ばした。まずは13番。残り220ヤードの右ラフから3アイアンでの第2打は「カット気味に狙って」木の隙間を抜けピン30センチへ。「OKイーグル」で大歓声を浴びた。18番は303ヤードのビッグドライブ。残り220ヤードからの第2打を4アイアンで1・5メートルへ。下りのフックラインを冷静に沈め、ギャラリーを魅了した。

 自身初のハーフ2イーグルには、3月から投入した新ドライバーの存在も大きい。昨秋、エースドライバーのフェースが割れた。以降、契約するダンロップ関係者に「20個くらい作ってもらった」と試行錯誤を重ねた。たどり着いたのが5年前のモデル「スリクソンZ745」だった。「心配がなくなって、自信を持って打てるのが大きい」とうなずいた。

 昨季はイーグル10個でツアー3位。1位のチャン・キム(米国)、宮里優作とは1個差で“イーグル王”を逃した。オフは肉体改造に励み、体重は4キロ増の74キロと安定感も増した。「今年は12~13個くらい取りたいですね。まずは1勝」。自己最高の6位を大きく超えるチャンスは逃さない。(榎本 友一)

ゴルフ

×