【有馬記念・田中歩の馬と歩もう】スワーヴリチャード、どの舞台でも力出せる

スポーツ報知
イブ決戦の舞台となる中山競馬場で馬の像をなでる田中歩アナ。当たるかな!?

◆第62回有馬記念・G1(12月24日・芝2500メートル、中山競馬場)

 第62回有馬記念・G1は24日、中山競馬場で行われる。今秋のG1戦線は10戦6勝と好調な田中歩フリーアナウンサーはスワーヴリチャードに◎を打った。

 皆さん、こんにちは! 先週の朝日杯FS、本命のタワーオブロンドンはいい競馬をしてくれましたが、勝ったダノンプレミアムの強さが光ったレースでした。

 さて、今週は待ちに待った有馬記念! 競馬場いっぱいに響き渡る歓声と熱戦を見逃すわけにはいきません。クリスマスよりも有馬です! そして、今年は何と言ってもあのお馬さんのラストラン…きっとこれまでにない盛り上がりを見せる一日となるでしょう。

 そのキタサンブラックを素直に本命といきたいところですが、スワーヴリチャードを一番手にしました。日本ダービーは勝ったレイデオロに0秒1差、前走のアルゼンチン共和国杯では古馬相手に快勝し、成長著しい一頭です。右回りが課題ですが、鞍上のMデムーロ騎手が付きっきりで調教にまたがり、栗東のCWコースでの最終追い切りでは手綱をほとんど動かすことなく2馬身先着。ひと夏を超えて筋肉量が増えた今なら、どのコースでも力を出せる状態。秋2戦目の叩いた上積みとフレッシュさにも期待します。

 対抗は昨年5着だったミッキークイーン。とにかく最終追い切りの内容が圧巻でした。同じく栗東の坂路でラスト1ハロン11秒9と好時計をマークし、はじけるような伸びを見せました。前走のエリザベス女王杯は休み明けながら直線の切れ味が素晴らしく、脚元が安定した今なら昨年以上の成績を見込めるでしょう。

 3番手はファン投票1位のキタサンブラック。前走のジャパンCは見えない疲れがあったかと思います。秋3戦、全て力を出し切ることは難しいもの。ですが、誰もがこの現役最強馬がいい形で締めくくることを願っているはずです。陣営が鍛え上げてきた馬体は万全! ラストランを楽しみにしています。(フリーアナウンサー)

 【田中歩アナの印】

◎(14)スワーヴリチャード

○(13)ミッキークイーン

▲(2)キタサンブラック

★(10)シュヴァルグラン

△(1)ヤマカツエース

△(8)レインボーライン

△(9)サクラアンプルール

 ◆田中 歩(たなか・あゆみ)茨城県出身。大学卒業後、客室乗務員を経てフリーアナウンサーに転身。現在、南関東地方競馬チャンネルのキャスターとして出演中。父は美浦の田中剛調教師。

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