【有馬記念】鞍上ルメール「完璧」!クイーンズリング引退レースで大健闘2着

スポーツ報知

◆第62回有馬記念・G1(24日・芝2500メートル、中山競馬場、良)

 勝ち馬と同じく、引退レースで最高のパフォーマンスを披露した。クイーンズリングは内枠を生かして道中、好位の4、5番手をキープ。直線では最後までしぶとく伸びて8番人気で2着の大健闘だった。「完璧だった。内枠、いいポジションでリラックスして運べた。距離は2200メートルまでかなという感じだったけど、よく走ってくれた。キタサンブラックは強いね」。ルメールは勝ち馬に脱帽しつつ、内容には満足げだった。

 「最後まで頑張ってくれました。ジョッキーが最高の騎乗をしてくれたし、最後はよくしのいでくれた。いい子供を産んでほしいですね」と吉村調教師は感無量の表情だった。初G1、初重賞をもたらしてくれた厩舎の看板馬。約3年間の思い出について、「G1を勝った時もうれしかったけど、調教師としてはマイナス20キロで勝った(15年報知杯)フィリーズレビューですかね」と、しみじみ振り返った。最後の最後にG1馬の意地をみせ、来年から第二の馬生をスタートさせる。(西山 智昭)

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