【2017ヤングジョッキーズシリーズ・ファイナルラウンド 藤田菜七子に聞く】JRA東日本1位・藤田菜七子騎手「やっぱり負けたくない」

スポーツ報知
ヤングジョッキーズシリーズで優勝を目指す藤田

 「2017 ヤングジョッキーズシリーズ」のファイナルラウンドが27日に大井、28日に中山で行われる。JRAから参戦する藤田菜七子騎手(20)=美浦・根本厩舎=に意気込みなどを聞いた。

 ―トライアルラウンド3戦6鞍でJRA東日本1位が決定。ファイナルラウンドに進出しました。

 「デビューから中央、地方の様々な競馬場でたくさんの騎乗をさせてもらってきました(注)。その経験が生きたのかなと思います。地方は小回りコースで先行有利の馬場が多い。そこへの意識を持ちながら、馬場によって乗り方を工夫しました」

 ―トライアルラウンドでどのようなことが印象に残りましたか。

 「行く先々に横断幕があって、様々な方に応援していただいているんだなと痛感しました。励みになるし、とてもありがたいこと。あとは盛岡ラウンドで地元の同じ女性騎手、鈴木麻優さんと乗れたことですね。レースではライバルですが、競馬以外の話もたくさんできました。ファッションの話とか。先輩ですが、とても気さくな方なんですよ」

 ―意気込みをお願いします。

 「同期もたくさん出ているし、やっぱり負けたくない。同世代との真剣勝負の場はいろいろなことを学べるし、今回の経験を来年の自分に生かしていきたいと思っています。優勝を目指して頑張ります」(聞き手・川上 大志)

 (注)中央は中山、中京、東京、京都、小倉、阪神、福島、新潟。地方は船橋、浦和、盛岡、川崎、大井、園田、佐賀。海外ではタイパ(マカオ)、ヤーデット(スウェーデン)で騎乗した。

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