【アメリカJCC】キタサンブラックの半兄ショウナンバッハ、重賞初制覇狙う!

スポーツ報知
重賞初Vを狙うショウナンバッハ

◆第59回アメリカジョッキークラブカップ・G2(1月21日・芝2200メートル、中山競馬場)

 ショウナンバッハは、2年連続年度代表馬に輝いたキタサンブラックの半兄にあたる。「弟はすごく頑張っちゃったけど、兄もオープン馬にまでなったからね。お兄ちゃんも重賞で頑張ってくれれば」と上原調教師。悲願の重賞初Vを成し遂げれば、今年から種牡馬生活をスタートさせる弟への何よりのエールとなる。

 重賞17度目の挑戦が示すように、キタサンブラック同様、けがに強く使いべりしないのは母系の特徴。「7歳だけど、ようやく本格化してきたかなと。前走も差のない競馬はできているし、展開次第ではチャンスはある」と上原師は一発を狙っていた。

 17日の最終追い切りでは、美浦・坂路で2位となる51秒3の好タイムをマーク。鞍上には年明けから重賞3連勝して、リーディング2位の8勝をマークする戸崎が5戦ぶりに騎乗と、激走する材料はそろっている。「馬は好調を維持しているし、心強い騎手だから」。過去10年間で7歳馬が3勝している重賞だけにチャンスは十分。弟はターフを去ったが、今年は兄が輝く番だ。(西山 智昭)

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