【根岸S】カフジテイク、連覇へ力強い動き!福永も絶賛「完成の域」

スポーツ報知
福永の指示通り、坂路を力強く駆け上がったカフジテイク

◆根岸S・追い切り(24日・栗東トレセン)

 第32回根岸S・G3(28日、東京)の追い切りが24日、東西トレセンで行われた。昨年の覇者カフジテイクは、栗東・坂路で力強い動き。手綱を執る福永も「馬は完成の域」と連覇、その先のフェブラリーSへ自信をのぞかせた。

 連覇に挑む6歳のベテラン馬は元気いっぱいだった。カフジテイクは後半の時間帯に栗東の坂路に姿を見せ、単走で最終調整。序盤から気分良く進んで後半にペースアップすると、ラチ沿いを12秒4、12秒6と力強く伸びてフィニッシュした。

 東京への輸送を考慮して53秒8と全体の時計は控えめながら、最後まで脚どりはスムーズだった。「若干、反応が鈍かったけど、動き自体は良かった。体の使い方がいい。馬は完成の域に達していると思う」と、昨年の根岸Sで重賞初制覇へと導いた福永は言った。CWコースで6ハロン84秒2―12秒7だった17日の1週前追い切りに続いて手綱を執り、仕上がりの良さを確信した様子だ。

 昨秋以降は〈4〉〈5〉〈7〉着とひと押しに欠けるが、鞍上は敗因を分析済み。「スローのレースばかりだったからね。武蔵野S(5着)がそうだったし、その前の南部杯(4着)もそうだった。今回はノボバカラもいるので、そんなに緩い流れにはならないと思う」と豪脚さく裂のシーンを思い描く。

 3戦全勝の東京ダート1400メートルはベストの舞台。湯窪調教師も「ホント、状態はいい感じ。左回りは得意。長くいい脚を使えるのが長所なので、それを生かす競馬ができれば今年も楽しみ」と自信を見せる。昨年3着だったフェブラリーSでリベンジを果たすためにも、ここでは負けられない。(内尾 篤嗣)

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