【根岸S】ベストウォーリア、1馬身遅れも状態アップ

スポーツ報知
ルメールが騎乗し坂路で追われたベストウォーリア(左)。得意の舞台で名手の腕が光るか

◆根岸S・追い切り(24日・栗東トレセン)

 第32回根岸S・G3(28日、東京)の追い切りが24日、東西トレセンで行われた。昨年2着のベストウォーリアは、昨年の1回東京で白星を量産したルメールを背に約2年3か月ぶりの勝利を目指す。

 遅れは心配ない。ベストウォーリアは栗東の坂路で53秒0―13秒0と、ヴィルデローゼ(4歳500万)に1馬身遅れだった。それでもルメールは「いつも反応が遅い馬だけど、少し太かった先週に比べたら今週の方が動きは良かった。コンディションは良さそう」と状態アップを強調。昨年のリーディング騎手がG1・2勝馬を信頼した。

 年明けから4日間の騎乗停止があったため、14日が初騎乗。20日に初勝利を挙げ、先週3勝とようやくエンジンがかかってきた。「3つ勝ててよかった。去年もスロースタートだったから。これから勢いをつけることができたらと思っている」とルメールは上機嫌。昨年、5日間の参戦で11勝と固め勝ちをした1回東京をきっかけに、白星を量産するつもりだ。

 名手の手腕で完全復活を望むのは石坂調教師。「ここまで順調にきました。8歳だけどまだまだ元気なので、ここで何とかいい競馬を」と期待を寄せる。15年の南部杯を最後に白星から遠ざかっているが、その間G1・2着が3回。衰え知らずの古豪が、7ハロン戦で存在感を示す。(篤)

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