【シルクロードS】26歳水口騎手、セカンドテーブルで重賞初勝利を狙う!

スポーツ報知
一緒に歩み成長してきたセカンドテーブルと重賞初制覇に挑む水口

◆第23回シルクロードS・G3(1月28日、京都競馬場・芝1200メートル)

 第23回シルクロードS・G3(28日、京都)は、自身の重賞初Vがかかる水口優也騎手(26)=栗東・池江厩舎=が付きっきりで調教する相棒セカンドテーブルと挑む。

 人馬一体となって、強い絆を育んできた。水口はセカンドテーブルの主戦となった16年以降、つきっきりで調教をつけている。追い切り日だけではなく、競馬開催日の早朝も可能な限り栗東に駆けつける。今回は昨年7月に発症した右後肢種子骨骨折からの復帰戦となるが、休養中は放牧先の北海道の牧場にも足を運んだ。「(栗東にいなかった)半年間は寂しかった」と笑顔で切り出した後、「(騎乗馬の中で)1番重賞に近い馬。任せてもらっている責任があるし、うれしさもあります」と表情を引き締めた。

 一昨年の秋に声をかけられ、調教を手伝う池江厩舎の所属に今月からなった。数多くの良血馬に触れ、昨年の全国リーディング厩舎の手腕に触れることが大きな“財産”になっている。「やる時はやり、抜く時は抜くといった、メリハリの利いた調教ができている。この経験をセカンドテーブルにも少なからず取り入れているんです」。昨秋はデビュー時から調教に騎乗し、高い能力を感じていたペルシアンナイトがマイルCSを制覇。自身の感覚が間違ってなかったことを確認できた。

 前走のCBC賞は鼻差の2着に敗れ、2歳秋の京王杯2歳S以来となる重賞タイトルをあと一歩で逃した。「セカンドは重賞を取っているけど、僕だけ取っていない。“先輩”なんですよ。何とか追いつくようにしないと。十分にチャンスはあるはず」。常に身近で接し、自身のすべてを注ぎ込んできた。完全復活を告げる勝利で喜びを共有したい。(山本 武志)

競馬

×