【クイーンC展望】アユサン全妹マウレアがクラシックへ向け始動

スポーツ報知
クイーンCの登録馬。*騎手は想定

◆第53回クイーンC・G3(2月12日、東京競馬場・芝1600メートル)

 第53回クイーンC・G3が2月12日、東京競馬場の芝1600メートルを舞台に行われる。

 新馬、赤松賞連勝で挑んだ阪神JFで、中団から差し込んで3着に入ったマウレア(牝3歳、美浦・手塚貴久厩舎=ディープインパクト産駒)。勝ったラッキーライラックと0秒2差なら、3歳牝馬路線のトップグループにつけていることは明白。2戦2勝の東京マイルの舞台で賞金を加算し、全姉アユサンが制した桜花賞の舞台へ。

 フェアリーS3着のレッドベルローズ(牝3歳、美浦・鹿戸雄一厩舎=ディープインパクト産駒)は、450キロの馬体に似合わぬ、雄大なフットワークで駆ける馬。トリッキーな中山マイルはセンスの良さでこなしたが、初戦勝ちの東京マイルの方が適性がある。

 そのフェアリーS(6着)で1番人気に推されたテトラドラクマ(牝3歳、美浦・小西一男厩舎=ルーラーシップ産駒)も、1分33秒9の好時計で勝ち上がった東京1600メートルで見直しが必要。

 シンザン記念2着のツヅミモン(牝3歳、栗東・藤岡健一厩舎=ストロングリターン産駒)、12キロ減の阪神JF(8着)も、最後は伸びた名牝ブエナビスタの娘ソシアルクラブ(牝3歳、栗東・池添学厩舎=キングカメハメハ産駒)、新馬、菜の花賞連勝のオハナ(牝3歳、美浦・堀宣行厩舎=ディープインパクト産駒)、中山マイルの未勝利戦を大外枠から押し切りVのアルーシャ(牝3歳、美浦・藤沢和雄厩舎=ディープインパクト産駒)、ハイレベルの赤松賞を首、首差の3着ナラトゥリス(牝3歳、美浦・加藤征弘厩舎=ルーラーシップ産駒)など、多士済々のメンバーがエントリー。(大上 賢一郎)

競馬

×