社台SS種牡馬展示会でキタサンブラックお披露目!北島三郎オーナー「皆さんに末永くかわいがっていただきたい」

スポーツ報知
光沢を帯びたキタサンブラックの馬体に目を細める北島三郎オーナー

 社台スタリオンステーション(SS)の種牡馬展示会が6日、北海道安平町で行われ、今年から種牡馬入りしたG1・7勝馬のキタサンブラックが関係者にお披露目された。

 同馬を所有する北島三郎オーナーは約700人集まった関係者に感謝とエールを述べた。「第二のブラックの道を、社台スタリオンステーションでお世話になりますが、冬の寒い中でも、ピカピカの馬体で登場する姿を見ることができ、感動しています。オーナーと言ってもファンの一人です。神からの授かりものであるブラックのことを、皆さんに末永くかわいがって、愛していただきたいと思います」

 主戦を務めた武豊も産駒への期待を隠さない。「スピードとスタミナを兼ね備え、大型馬ながら軽さもある馬でした。言葉では簡単に言えますが、このような馬はそういるものではありません。早くブラックの子供に乗りたいですね」。数々の名馬の背中を知るなかでも特別な存在であることを語った。

 体高172センチは、社台SSにけい養される種牡馬のなかで最も高い。ラストランとなった有馬記念から、馬体重は約30キロも増えたという。ルーキー種牡馬とは思えないほど、キタサンブラックは威風堂々としていた。「ブラックタイドとサクラバクシンオーの配合ながら、筋肉質の体形に出ていない点が、丈夫にタフに走った要因だと思います。短距離からマイルを意識した配合相手が、最もマッチするのではないかと思っています」と社台SSの徳武英介氏は分析した。予約されている約130頭はもちろん、種付けも上手で元気もあることから、余勢を取る形で150~200頭との種付けをこなす可能性は高い。早ければ来年1月に、ブラックの2世が誕生する。(古谷 剛彦)

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