野中悠太郎騎手、デビュー4年目でアイルランドに武者修行

スポーツ報知

 若武者が飛躍を目指して海を渡る。デビュー4年目の野中悠太郎騎手(21)=美浦・根本厩舎=が、海外へ長期遠征することが15日、明らかになった。3月19日に出国し、10月末まで滞在する予定。アイルランドのジョニー・ムルタ厩舎で腕を磨く。

 「デビュー前から海外に興味はありましたが、一番のきっかけは昨年6月の若手騎手招待レースですね。フランスで馬文化の違いに衝撃を受け、行くならヨーロッパにしようと。周りに相談した結果、同じジョッキー出身のムルタ厩舎に決めました」と野中は決断に至った理由を説明。現役時代には00年凱旋門賞(シンダー)など、数多くのG1を制した名手の下でキャリアを積む構えだ。

 昨秋から週2回のペースで英会話教室に通い、語学も着実に上達した。「若いうちにいろいろ経験したい。自分の目で見て、体感して。厳しい環境でしょうが、得られるモノは大きいはず。いいところを吸収して帰って来られたらと思っています」。強い決意を胸に、菜七子の兄弟子は異国の地へ飛び立つ。

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