2代目ヒシマサル29歳老衰で死す

スポーツ報知
92年のきさらぎ賞を勝ったヒシマサル

 92年のきさらぎ賞など重賞3勝を挙げたヒシマサルが6日、余生を送っていた北海道浦河町のうらかわ優駿ビレッジAERUで、老衰のため29歳で死んだ。

 外国産馬がクラシックに出走できなかった現役時代はきさらぎ賞、毎日杯、京都4歳特別とG3を3連勝。ビッグタイトルに縁はなかったが、個性的な追い込み馬として根強い人気を誇っていた。種牡馬入り後は活躍馬を輩出することができず、01年限りで引退。同ビレッジの田村浩一氏は「数日前から起立不能となりました。夜通しで看病をしたのですが…。多くのお問い合わせをいただき、長く愛された馬なのだなと実感しております」と語った。

 ヒシマサルは55年生まれで安田記念を制した同名馬がいるため、血統表などでは「ヒシマサル2」と表記。また、現役の“3代目”ヒシマサルは日曜阪神9Rの淡路特別に登録されており、今週の出走を予定している。

 ◇馬名登録 格付されたG1競走の勝ち馬の名前などは登録できない。84年のグレード制導入以前の日本ダービーなど主要9競走の勝ち馬の名前も不可だが、初代ヒシマサルが勝った安田記念は含まれていない。繁殖登録された馬名は種牡馬の場合、死ぬか用途変更(種牡馬を引退)した日の翌年1月1日から14年経過した日から再使用可能。2代目は01年に種牡馬を引退しており、16年11月デビューの3代目の命名が可能だった。

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