【高松宮記念 武藤騎手に聞く】2年目でG1初挑戦!ノボバカラで「チャンス生かす」

スポーツ報知
G1初挑戦に意気込みを見せた2年目の武藤

◆第48回高松宮記念・G1(3月25日・芝1200メートル、中京競馬場)

 ノボバカラと初コンビを組む武藤雅騎手(20)=美浦・水野厩舎=は、デビュー2年目にして同期で一番乗りとなる初めてのG1に挑む。関東7位の13勝を挙げているホープに意気込みを聞いた。

 ―21日の最終追い切りはWコースを単走で4ハロン54秒5―12秒9。騎乗した感触を教えてください。

 「3週連続で追い切りに乗らせてもらい、しまいを生かす調教をしてきた。徐々に良くなっている感じで、いいイメージで臨めそうです」

 ―どんなレース運びを思い描いていますか。

 「天間先生(調教師)からは、函館スプリントS(7着)の時のような競馬のイメージで乗れと言われています。直線も長いので末脚を生かしたい。なかなかこういういい馬に乗れる機会はないので、チャンスを生かせればと思う」

 ―デビュー2年目で初めてG1騎乗の依頼。実感は湧いてきましたか。

 「実感というより、夢見ていたG1に乗れるという本当に楽しみな気持ちですね。個人的に観戦したキズナが勝った日本ダービーが印象に残ってますし、ディープインパクトのレースはすごかった。雰囲気も全然違いますよね」

 ―1年目は24勝。2年目は昨年以上のペースで勝ち星を積み上げています。

 「1年目に比べて、余裕を持って乗れるようになった。まだまだですけれど、スタートや折り合い、馬の動かし方など全体的に技術も身についてきたと思う。それがある程度、結果につながっているのだと思います」(聞き手・坂本 達洋)

 ◆武藤 雅(むとう・みやび)1998年1月10日、茨城県生まれ。20歳。美浦・水野貴広厩舎所属。17年3月にデビューし、1年目に24勝を挙げて同年民放競馬記者クラブ賞を受賞。JRA通算706戦37勝。父は武藤善則調教師。趣味は寺社巡りや音楽鑑賞で、好きなアーティストは銀杏BOYZ。155・6センチ、45・3キロ。血液型A。

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