【高松宮記念・田中歩の馬と歩もう】レッツゴードンキ、男勝りな馬格武器

スポーツ報知
指でVサインをつくるレッドファルクスのMデムーロと田中歩アナ

◆第48回高松宮記念・G1(3月25日・芝1200メートル、中京競馬場)

 第48回高松宮記念(25日、中京)は、コラム「馬と歩もう」の田中歩フリーアナウンサーがレッツゴードンキに本命印。15年桜花賞馬の復活に期待をかけました。

 皆さんこんにちは! オリンピックも終わり、春のG1シーズンが開幕! 最近、カーリングのある選手に似ていると言われます、田中歩です(笑い)。

 さて開幕戦となる高松宮記念。昨年は現地で観戦しました。今年はいいお天気でレースが行われそうですね。本命は昨年の2着馬レッツゴードンキ。不動の人気を誇るレッドファルクスを負かせるのはこの馬でしょう。前走はダートのフェブラリーSに参戦し、海外からの帰国初戦で5着と好走しました。1週前は栗東の坂路で自己ベストを更新。最終追い切りは不良馬場の中、スムーズな伸びを見せて体調の良さがうかがえます。プラス体重で出走できればマイナス要素はありません。芝1200メートルが最も適しており、男勝りな馬格を武器に、桜花賞馬がここで返り咲くでしょう。

 対抗は昨年の最優秀短距離馬レッドファルクス。昨年の敗戦(3着)は香港から帰国して直行だったこと。今回はローテーション的にも良く、前走は大外から上がり最速となる33秒4の末脚を発揮しました。美浦Wコースでの最終追い切りは、6馬身追走から力強いフットワークで併入。昨年のスプリンターズS以来のコンビとなるMデムーロ騎手の手綱に期待です。

 3番手は、こちらも桜花賞馬のレーヌミノル。前走は久しぶりの1200メートルが影響して6着でしたが、勝ち馬とは0秒1差。続けての距離で慣れが見込めるはずです。CWコースでの1週前追い切りでは大外を回って好時計。上積みが見込める今回は、実績を味方に、初の中京コースでも巻き返しを図れるでしょう。(フリーアナウンサー)

 【田中歩アナの印】

◎(8)レッツゴードンキ

○(6)レッドファルクス

▲(13)レーヌミノル

★(9)ファインニードル

△(1)セイウンコウセイ

△(3)ブリザード

△(7)ナックビーナス

△(12)ネロ

 ◆田中 歩(たなか・あゆみ)茨城県出身。大学卒業後、客室乗務員を経てフリーアナウンサーに転身。現在、南関東地方競馬チャンネルのキャスターとして出演中。父は美浦の田中剛調教師。昨秋はG1・12レース中6レースを的中させた。

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