【ダービー卿CT展望】グレーターロンドンが得意の中山マイルで巻き返す

スポーツ報知
ダービー卿CTの登録馬。*騎手は想定

◆第50回ダービー卿CT・G3(3月31日、中山競馬場・芝1600メートル)

 第50回ダービー卿CT・G3が3月31日、中山競馬場の芝1600メートルを舞台に行われる。

 今年初戦の東京新聞杯は1番人気を背負い9着に敗れたグレーターロンドン(牡6歳、美浦・大竹正博厩舎)。絶好の2番手を進みながら、直線で伸びきれなかったあたり、やはり末脚を温存し、ラストに賭ける競馬が合うのか。中山マイルは2戦2勝の舞台。念願の重賞を制し、再びG1のステージへ。

 1番人気の京都金杯で3着に敗れたレッドアンシェル(牡4歳、栗東・庄野靖志厩舎)。上位2頭(ブラックムーン、クルーガー)に勢いで劣ったが、自分の力は出し切った敗戦。主役不在のマイル路線で存在感を示したい一年だけに、きっかけとなる重賞タイトルが欲しいところだ。

 けれん味のない逃げ脚で中山記念を3着に粘り切ったマルターズアポジー(牡6歳、美浦・堀井雅広厩舎)、1年4か月ぶりのニューイヤーSで小差の7着アデイインザライフ(牡7歳、美浦・萩原清厩舎)は叩いて激変があれば。武庫川Sを勝ってオープン入りしたヒーズインラブ(牡5歳、栗東・藤岡健一厩舎)も中山が得意のハービンジャー産駒だけに警戒が必要。

 オープン特別の東風Sワンツーのミュゼエイリアン(セン6歳、美浦・黒岩陽一厩舎)、タイセイサミット(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎)、同8着のロジチャリス(牡6歳、美浦・国枝栄厩舎)は近走スランプだが、忘れてならない昨年の優勝馬だ。

 1000万、1600万連勝のゴールドサーベラス(牡6歳、美浦・清水英克厩舎)は軌道に乗ってきたスクリーンヒーロー産駒だけにマークが必要。540キロ超、迫力の馬体を誇るテオドール(牡5歳、美浦・国枝栄厩舎)は小回りの中山コース巧者。(大上 賢一郎)

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