【桜花賞・田中歩の馬と歩もう】ラッキーライラック、毎回一生懸命に走る優等生

◆第７８回桜花賞・Ｇ１（４月８日、阪神競馬場・芝１６００メートル）

　皆さん、こんにちは！　大阪杯は思惑通りの競馬ができたスワーヴリチャードに脱帽でした。今後も目が離せません！

　さて、今週は待ちに待った桜花賞！　今年はゆっくりお花見ができなかったので、的中させておいしいお酒が飲みたい～。本命はもちろんラッキーライラック。昨年の阪神ＪＦでも本命で、桜花賞はこの馬！とずっと前から決めていました。今週は栗東のＣＷコースで古馬オープン馬と併せて、ラスト１ハロン１１秒６で楽に先着し、期待通りの動きでした。前走の１０キロ増が示す通り、成長した馬体は毛づやもピカピカ。毎回一生懸命に走る優等生というイメージで、前走では好位から抜け出す競馬ができ、操縦性も備えています。死角は見当たらず、石橋脩騎手の悲願のクラシック制覇へ万全の態勢です。

　対抗はフィニフティです。前走のクイーンＣは２着でしたが、道中もまれながら狭いところを割り、強烈な末脚を発揮。レース内容から成長がうかがえ、潜在能力の高さを感じました。トライアルをパスして余裕のあるローテーションに好感が持てます。今年好調な藤原英厩舎で、最終追い切りも好時計。期待できるでしょう！

　３番手はアーモンドアイ。シンザン記念では道悪をものともせず、牡馬相手に上がり最速で差し切り勝ち！　本当にケタ違いの末脚でした。決め手が素晴らしく、これまで全て違うコースで上がり最速をマークしています。たとえスタートで遅れても、この瞬発力で前走同様の鋭い切れを見せてくれるでしょう。（フリーアナウンサー）

　【田中歩アナの印】

◎（１）ラッキーライラック

〇（１６）フィニフティ

▲（１３）アーモンドアイ

★（９）リリーノーブル

△（７）トーセンブレス

△（１５）プリモシーン

△（１７）マウレア

　◆田中　歩（たなか・あゆみ）茨城県出身。大学卒業後、客室乗務員を経てフリーアナウンサーに転身。現在、南関東地方競馬チャンネルのキャスターとして出演中。父は美浦の田中剛調教師。昨秋はＧ１１２レースで６レースを的中させた。