クリンチャー&ジャンダルム、凱旋門賞挑戦も!ノースヒルズ・前田幸治代表「世界の頂点を目指したい」

スポーツ報知

 天皇賞・春で人気の一角を担うクリンチャー(牡4歳、栗東・宮本厩舎)と、ダービーでの反撃を狙うジャンダルム(牡3歳、栗東・池江厩舎)の2頭が凱旋門賞・仏G1(10月7日、ロンシャン競馬場・芝2400メートル)への挑戦を検討していることが16日、分かった。現在は一次登録を申請中。株式会社ノースヒルズの前田幸治代表は本紙の取材に対し、「日の丸を背負い、世界の頂点を目指したい。日本人初の凱旋門賞制覇を狙います」と意欲を示した。

 ノースヒルズは13年に出走したキズナが4着。「クリンチャーは天皇賞・春で勝ち負けをしてくれれば。重い馬場の適性はキズナよりも上ではないかと思っています」とタフな芝への対応力に自信を見せる。一方、皐月賞で9着に敗れたジャンダルムも「ダービーで3着以内なら」と参戦を検討中。こちらは米国競馬の祭典、ブリーダーズカップ競走(11月2、3日、チャーチルダウンズ競馬場)のターフ(芝2400メートル)、またはマイル(芝1600メートル)への参戦も視野に入れている。

<アムールブリエがキズナの牝馬出産>

 ○…前田代表は自身が所有する繁殖牝馬の近況についても触れた。交流重賞6勝のアムールブリエ(牝7歳)はキズナの牝馬を無事に出産。今年は怪物フランケルと交配した。フィドゥーシア(牝6歳)はガンランナー、ブランボヌール(牝5歳)はキトゥンズジョイをそれぞれ種付け。昨年10月には北海道日高町にイヤリング(1歳)ファーム「ノースヒルズ清畠」(約100ヘクタール)を開場し、中期育成施設もより充実。さらなる勢力拡大で、日本競馬を大いに盛り上げていく。

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