【オークス・田中歩の馬と歩もう】本命はブレずにラッキーライラック

スポーツ報知
ラッキーライラックを推す田中歩アナは「華やかなオークス当日に女性のお客様に来ていただけたら」と来場の勧め(写真は東京競馬場)

◆第79回オークス・G1(20日・芝2400メートル、東京競馬場)

 こんにちは! 先週のヴィクトリアマイルは連続的中となりませんでしたが、ジュールポレールが雨の中でゴール前の叩き合いを制し、新女王の名にふさわしいレースでした。

 さあ、待ちに待ったオークスです! 本命はブレずにラッキーライラックにしました。桜花賞ではマークが厳しく、先行馬たちが後退するなか、粘って2着と完璧なレースでした。勝ったアーモンドアイの末脚は素晴らしかったですが、今回逆転できるのはこの馬だと考えます。中間は栗東のCWコースで追い切り、折り合い面を強化。馬込みでも我慢の利く調整の効果は最終追い切りにも表れ、ゆったり流して最後に仕掛けると、ラスト11秒5と鋭く伸びました。ライバルの切れ味に対して、スタミナとスピード力を武器に秋の凱旋門賞へ勢いをつけてほしいです。

 対抗は桜花賞馬のアーモンドアイ。とにかく前走が圧巻でした。あの豪快な脚さばきなら、マイル以上、今回の距離もこなせるのではないでしょうか。美浦・Wコースでの1週前追い切りは、重馬場でも余裕の6ハロン82秒3。今週もしまいは抜群の伸びを見せました。2冠へ向け視界良好です。

 3番手は、最終追い切りの動きにほれたカンタービレ。素軽さに加えてリズムの良い走りで栗東の坂路を駆け上がり、ラストは12秒3の好時計。体の小ささを感じさせないダイナミックな動きでした。ディープインパクト産駒で、母の父はガリレオ。先日英2000ギニーを勝ち、日本産馬初の英国クラシック制覇という偉業を達成したサクソンウォリアーと同じ配合で、底を見せていない楽しみな一頭です。(フリーアナウンサー)

 【田中歩アナの印】

◎(2)ラッキーライラック

○(13)アーモンドアイ

▲(5)カンタービレ

★(8)サトノワルキューレ

△(1)リリーノーブル

△(10)レッドサクヤ

 ◆田中 歩(たなか・あゆみ)茨城県出身。大学卒業後、客室乗務員を経てフリーアナウンサーに転身。現在、南関東地方競馬チャンネルのキャスターとして出演中。父は美浦の田中剛調教師。今春はG1・7レースで4レースを的中させている。

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