【POG現場発!】<1>ヤマタケ、川上両記者が新馬戦を前に、デビュー間近の有力馬をピックアップ!

スポーツ報知
藤沢和調教師が高評価したグランアレグリア

 ウェブ上で好評を博している「現場発!POGブログ」を執筆中のヤマタケ(山本武志)、川上大志両記者が、来週から始まる新馬戦を前にデビュー間近の2歳馬を東西トレセンで取材した。初戦から注目を集める有力馬をピックアップした。

 ヤマタケ(以下「ヤ」) 世間がダービーウィークで盛り上がるなか、我々はひと足早く、2歳馬たちの紹介ですわ。

 川上(以下「川」) 美浦は例年より2歳馬の緑ゼッケンが目立つ気がしますね。

 ヤ 以前は速攻系って早熟馬の代名詞だったけど、変わったな。最近は期待馬的な馬の早期始動が本当に増えたわ。

 川 特に募集時期前のアピールなのか、一口クラブ馬のトップクラスが多いかな。僕のイチ押しはグランアレグリア(牝、父ディープインパクト、母タピッツフライ)。サンデーレーシングの所属馬で、藤沢和厩舎&ルメール騎手の黄金コンビで来月3日の東京・芝1600メートルに出走します。

 ヤ 母は米G12勝馬やな。しかし、今年は多くの厩舎で「ノーザン(ファーム)の馬が早い」と何度も聞いたわ。

 川 それは僕も春の牧場取材で感じましたね。この馬は「こちらに来てからの雰囲気や動きもいい」と藤沢和調教師も高評価です。

 ヤ 栗東からは、まずサートゥルナーリア(牡、父ロードカナロア、母シーザリオ)やろ。母だけでなく、兄のエピファネイアやリオンディーズもG1馬。角居厩舎ゆかりで問答無用の良血馬やね。来月10日の阪神・芝1600メートルをMデムーロ騎手で予定している。

 川 牧場取材をした大上記者が林調教主任から「身体能力が違う」と聞いているそうですよ。僕は来月2日の東京・芝1600メートルを横山典騎手で予定しているクイーンズテイスト(牝、父キングカメハメハ、母セコンドピアット)も楽しみ。

 ヤ 姉で安田隆厩舎にいたトロワゼトワルは昨夏の中京で新馬を勝ってたな。早い時期に結果を出せる血筋ってあるから、兄姉の成績はチェックしたいね。

 川 菊沢師も「動きは上々。先々まで楽しみ」と期待大です。

 ヤ 関西圏は阪神の後も広いコースの中京が舞台。ここにも大物候補は多いぞ。昨夏の中京開催でワグネリアンが勝った友道厩舎にはブラヴァス(牡、父キングカメハメハ、母ヴィルシーナ)がいる。「いつ見てもいい馬」と母も知る友道調教師は力強いね。7月8日の中京・芝2000メートルを武豊騎手で予定している。

 川 速攻系として、こんな馬たちを紹介するなんて時代の流れだなあ。続きはまた明日!

 「馬トクPOGプリント」を全国主要コンビニのマルチコピー機で発売中! 社台グループの牧場で育成された2歳馬たちのスタッフコメント、血統を含めたプロフィルなどの情報が全部で157頭分詰め込まれたプリントです。詳細はこちら

競馬

×