障害界の絶対王者オジュウチョウサン、平地の福島500万特別に武豊で参戦へ 平地重賞視野に異例の”二刀流”

スポーツ報知
オジュウチョウサン

 障害でG1・5勝を含む重賞9連勝中とジャンプ界の絶対王者に君臨するオジュウチョウサンが、2歳時以来となる平地競走への出走を目指すことが23日、明らかになった。次走は7月7日に福島で行われる開成山特別(3歳上500万、芝2600メートル)に武豊騎乗で登録する方向という。

 異例の決断について管理する和田正調教師は「オーナーが(前走の)中山グランドジャンプのレースを見て、平地競走の可能性をお考えになった。持っている身体能力はすごいものがあるので、通用する可能性はあると思う」と経緯を説明した。従来のレコードを3秒6も上回る4分43秒0での大差勝ちは、オーナーサイドに期待を抱かせるのに十分だったようだ。

 障害では20戦12勝ながら、平地では2戦0勝の未勝利馬。平地収得賞金が0円のため、古馬になった現状では重賞への出走は規定によりできない。和田正師は「500万を勝ちたいのではなく、(賞金を得て)大きいレースに出られるようにするのがポイント。フルゲート割れになれば、G1やG2にも出られるので」と説明。次走の結果次第となるが、異例の挑戦が話題を呼ぶことは間違いない。

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