ダービージョッキー福永、ハービンジャー産駒スマートユニバンスで今年も2歳馬一番星狙う!

スポーツ報知
2歳新馬の一番星を狙うスマートユニバンス

 注目の2歳新馬戦(東京3鞍、阪神2鞍)が今週からスタートする。ワグネリアンで平成最後のダービージョッキーとなった福永祐一騎手(41)=栗東・フリー=は、6月2日の阪神・芝1600メートル戦でハービンジャー産駒の牡馬、スマートユニバンス(栗東・平田修厩舎)に騎乗する。

 「福永家にとって悲願でした」と涙を流し「新たな元号になっても勝てるよう精進していきたいです」と連覇へ意欲をみせた福永。その大目標へ最初に手綱を執る2歳世代は、23日に栗東の坂路を52秒4―13秒7で走破。感触を確かめた鞍上は「狙って最初のマイルに使えるのは、なかなかできない。いい馬だと思う。しっかりした走りをしている」と高く評価した。

 福永、平田調教師のコンビは、16年にレッドラシーマ、昨年はケイアイノーテックで2歳馬の一番星をゲット。ケイアイノーテックは今年、NHKマイルC・G1の覇者になった。3年連続に挑む平田調教師は「将来性がありそう。先週はしまいの時計を要したけど、水準の動きをしている。走ることに前向きで新馬向きのタイプかな」と手応えを感じている。

 460キロ台のボディーで、4月半ばから入念な乗り込みを消化してきた。「早く仕上げて、早く使えるところに意義がある。もちろん今年も勝ちたいね」と平田師。いきなり素質の高さを見せつけ、出世への足がかりをつかむか注目だ。(内尾 篤嗣)

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