藤沢和調教師期待のディープ産駒グランアレグリア、6月3日の新馬戦でデビューへ

スポーツ報知
鋭い反応を見せるグランアレグリア(右)

 今週から東京、阪神で2歳新馬戦がスタートする。3日の東京・芝1600メートルで注目を集めているのはディープインパクト産駒のグランアレグリア(牝)。昨年のオークス馬ソウルスターリングを輩出した名門・藤沢和厩舎が、開幕週に送り込む期待の牝馬だ。

 3月末に美浦トレセンに入厩。デビュー戦に向けて入念に乗り込まれてきた。「気のいい牝馬で入厩当初は気性がきつかったけど、ずいぶん穏やかになってきた。厩舎に2か月もいたんだから、頑張ってもらわないと」と藤沢和調教師は、笑顔で手応えを口にした。鞍上には厩舎の“主戦”ルメールを確保し、初陣突破へ万全の体勢だ。

 今年のダービーをワグネリアンが制すなど、父ディープインパクトは言わずとしれた最強種牡馬。母タピッツフライは米国の芝マイルG1を2勝と母系も優秀だ。スピード色が豊かな配合で、今の東京の高速馬場は申し分ない舞台。「タイプ的には素軽い感じで、動かしての反応も鋭い」と藤沢和師。来春のクラシックに向けて、最高のスタートダッシュを狙う。(西山 智昭)

競馬

×