【次回注目馬】スムーズさを欠いたデンコウハピネス 次の短距離なら巻き返し必至

スポーツ報知

 ◆デンコウハピネス(6月16日、阪神5R・2歳新馬、ダート1200メートル=4着)

 阪神の日曜メイン、米子Sを9番人気のベステンダンクで逃げ切った鮫島駿が「今週の阪神芝は前残りが多かったので」と振り返っていたが、ダートは勝ち馬すべてが逃げ馬が先行馬。前に行かないと勝負にならなかった。

 このレースも4コーナーで2、3番手の馬2頭が1、2着に入り、3着馬に3馬身差をつけた。その中で同馬は出遅れたうえ、直線では前が詰まり、何度か進路を切り替える致命的なロス。ゴール前は脚が残っていただけに、実にもったいなかった。

 ダートの新馬は地味に思われがちだが、このレースは調教時計で高い水準の馬が多かった。この時期は適性という面を完成度の高さで補える可能性は十分。次走は芝・ダートを問わず、短距離なら狙いたい。(山本 武志)

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